副住職の法話推敲記録ノート

自己紹介とお寺に入ったわけ

お寺に入る前の職場の機関紙に文章を投稿させていただくことになりました。その1です。

まずは自己紹介とお寺に入った経過です。

托鉢クイズ画像はクリックすると大きくなって読めると思いますが、
下に、原稿をのせておきます。

ご興味のある方は是非どうぞ。

実は、今月中に続きを書かないといけないけど、
まだ全くできていないf(^^;)

 

『 「お寺を継ぐ気はないかね?」

江南市の永正寺、
叔父にあたる水谷大定住職から誘いを受けたのは、確か私が尾張健友会で働き始めて9年目の頃でした。

当時33歳、
尾張健友会は療養病棟を次々と開設し、
老健、社会福祉法人でのケアハウスなど、医療から介護へと大きく事業展開するさなか。

私がその年齢と能力に不相応な総務部長の肩書であったのは、
急成長する尾張健友会の次世代を担うことを期待され、
少々無理があってもと、
生え抜きの事務系幹部養成を意図されてのことでした。

総務、人事、経理、理事会の運営、施設開設、県連での会議など法人運営全般の様々な業務に携わり、
労働組合の活動経験も経て、いよいよこれからという時でもありました。

 

一方、
叔父が住職を務めている永正寺は開創500年、
禅宗の臨済宗妙心寺派で檀信徒数は600件を超える寺院です。

住職の一人娘が一般家庭に嫁いだあと後継ぎが決まらないまま月日が流れていました。

 

私は、
お寺生まれではないものの、500mしか離れていない近所に住む親戚で、子供の頃、掃除や施餓鬼旗づくり、花がら燃やしなど、時々手伝いや遊びにいっていました。

ただ、成人してからはほとんど行かず、永正寺を継ぐことなど全く考えていませんでした。

 

そんな折、突然降ってわいたような話について、改めて考えてみると永正寺の親類関係で後を継ぎ得る男性は「私だけ」。

 

「お寺生まれでもなくて一般のところで働いていたのに、全然別のお寺の世界に入る勇気は、凄いね!」と

後に数え切れない多くの方から声をかけていただきましたが、
果たして勇気があったのか、何も知らずに無謀だったのか。

千秋病院を担う人材育成という私への先行投資に対する不義なのか、
その役目を担うことへの大きな不安からの逃避なのか。

そもそも私は、一体何をしたいのか?

 

明確に応えられない様々な思いを持ったまま、このお寺の世界に入ったのでした。

 

方向性を決めたのは、
大学時代に精神的に大きく落ち込んだ経験から
「不思議な心」について関心があったこと(在職中に産業カウンセラー資格取得)。

 

物事をいろいろと考える性質で、
宗教家になれば好きなだけ考えていられると思ったこと(場合によっては、その考えを発信することができる)。

 

そして、私だけにしかこの機会が無いことなど、
今振り返れば恥ずかしいくらい個人的な理由だったのかと思います。

 

当時多大なご迷惑をお掛けしたのにもかかわらず、
本当に温かく寛大な心で送り出していただいた尾張健友会の皆様には、

ただただ感謝するしかありません。

 

そのようなかたちで退職し、
3年の修行を経て入った永正寺は、
それ以前から10年以上の葬儀改革の取り組み、
お寺での朝市、コンサートなど、

今でこそ「イベント寺」的なものがいくつかは出てきていますが、
当時は非常に稀な存在でした。

だからこそ、
伝統的な普通のお寺の感覚が染み付いていない、
真っさらで社会人経験のある私は、永正寺の後継者候補として打ってつけでもありました。

 

そして、
それからさらに5年があっという間に過ぎました。

この間、
住職とともに、葬儀改革の更なる進化、
オリジナルの永代供養集合墓、コンサート、婚活「良縁・寺カフェ」、和みの寺婚式、毎朝お寺deラジオ体操、ひとり暮らしの和やかランチ&ふれあい落語会、坐禅会、4Kプロジェクターでの映画会、無料法律相談会、ヒーリング・フラワー・デーなど様々な取り組みをすすめてきました。

また現在、準備・構想中の計画がいくつもあります。

 

毎年のように行われる改定・通達で
がんじがらめの感のある医療・介護業界とは、全く異次元の「自由度」をもつ宗教法人の可能性は、

 

今後の地域づくりにおいて、
制度の狭間を埋め得る重要な役割を担えるのではないかと思えます。

お寺はこの無縁社会の世の中で、
貴重な「縁つなぎの場」として活動していくべきなのかもしれません。

 

今後この紙面で、その活動の具体的事例と思いについて連載していきます。』

 

⇒旧ブログはこちらからご参照ください

 

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