副住職の法話推敲記録ノート

熊本震災・災害ボランティア活動に、有志僧侶4人で参加してきました その2

お寺に入る前の職場の機関紙に文章を投稿させていただいています。
その14です。

『熊本震災・災害ボランティア活動に、有志僧侶4人で参加してきました その2』です。

お寺を活用しませんか14

画像はクリックすると大きくなって読めると思いますが、
下に、原稿をのせておきます。

ご興味のある方は是非どうぞ。

 

1日目、私たちは15名ほどのメンバーで、
瓦礫(がれき)の処理に向かうことになりました。

渡された地図に従って、4台の車が連なって現場に向かいます。

交差点を曲がると、「あっ!」。

目に飛び込んできた風景が一変します。

 

同じ益城町でもボランティアセンター近くは、
倒壊家屋などは目につかなかったのですが、
現場に近づけば近づくほど、
地区のほとんどが倒壊家屋
屋根がブルーシート覆われています。

 

想像だけでは決して感じることができない
実際を目の当たりにすると、
その被害の大きさが胸に迫ります。

 

現場に着くと、
依頼者のお家の方に作業内容を確認し、
さっそく取り掛かりました。

瓦礫(がれき)をハンマーなどで細かく壊し、
土嚢に詰めていきます。

大きなヒビが入ってしまった
コンクリートも撤去していきます。

 

天候には恵まれたものの暑すぎて、
こまめに水分補給の休憩をとりながら、
男性も女性もできることを協力しあい
慣れない作業も臨機応変に相談して、
励ましあいながら、
進めていきました。

 

作業開始時には

いったいどこから手をつけていいものか

という状態だったのが、
人海戦術の一日の作業が終わるころには、
200袋の土嚢にまとめることができました。

 

「どこから来られたんですか?」

お昼休憩では、ボランティア同士、
自然に会話が始まります。

九州各地から、消防士さん、
友達と連れ立ってなど、皆さん様々です。

「愛知から来ました。」

「えー遠いところからですね。

車ですか?何時間かかったんですか?」、

自分たちからすると一目瞭然で僧侶でしょ!
というつもりで

「職業は、僧侶です」

と言えば、

「え?そうなんですか」

と驚かれたりして、
髪の毛を剃っている男性が4人揃っても、
作業着でいるとなかなか僧侶とは結び付かないものだし、
私たちの雰囲気に相応の徳!?が備わっていないので、
今後一層の努力が必要という示唆なのかもしれません。

 

「私たちが作業をしますから、どうぞお休みください」

と被災当事者の体調などに配慮して
お声がけをすることになっていたのですが、
それでも作業に参加され、
また休憩中は、
冷たいお茶などを出していただくなど、
被災当事者の方に頭が下がる思いでした。

 

無事、
誰も途中で体調を崩したり
ケガなどもすることなく、
一日の作業を終え、
ボランティアセンターに戻りました。
リーダーがセンターに作業報告をして、
最後、メンバーでお疲れ様でした
とお互い挨拶をしあって解散です。

 

一期一会の縁

敢えて!?連絡先を交換することもなく、
このひと時のみの貴重な時間を心に刻み、
清々しくそれぞれの帰路に分かれていきました。

 

 

2日目は、
また即席のメンバーを12名で組んで、
市民体育館の避難所支援に向かいました。

避難所は数100人規模の方々が、
日々生活されている現場です。

昼間は仕事先や学校にいて
不在の方が多いのですが、
それでもたくさんの方がいて、
体育館内だけでなく、
駐車場で車内で過ごされている方、
陸上グラウンドでの
テントを利用されている方など様々でした。

 

私たちは、
屋内と屋外に分かれて、
トイレ掃除、シャワー室の掃除などを
中心に行いました。

私は屋外の仮設トイレの清掃を行いましたが、
数がとにかく多く、
全て手分けしても半日かかるほどでした。

仮設トイレといえども、
掃除の手順がマニュアル化されていて、
アルコール消毒なども含め
頻繁に手入れをされていて、
比較的清潔に保たれていたのが印象的でした。

 

「ここでは挨拶すら、皆さんの負担になるので気をつけてください」。

ボランティアで避難所にいけば、
つい会う人会う人に挨拶をしてしまいますが、
避難者の立場で考えてみれば、
来る人来る人に挨拶をし返し続けなければならない
小さなストレス積み重ねは、
相当に大きくなりかねません。

相手の対場に立つ支援の心構えについて
考える貴重な機会となりました。

 

お寺の法務の都合上
2日間という短い期間の活動ですが、
無事終えて、
若干無理のある計画でしたが、
みな無事に
愛知へ帰ってくることができました。

 

お釈迦さまのお見守りのもと、
おかげさまで貴重な経験させていただいたと
感じています。

 

 

 

 

 

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