副住職の法話推敲記録ノート

葬儀会社と永正寺の本質的な違い

お寺に入る前の職場の機関紙に文章を投稿させていただいています。
その17です。

『葬儀会社と永正寺の本質的な違い』です。

aichiminiren201609

毎月、第1月曜日のお昼13時半より、
永正寺では「葬儀仏事説明会、無料相談会」を行っています。

 

毎回何人かの方が来られますし、
この相談会の日に関係なく、
電話で来られる日を約束されて来る方もありますし、

 

土日祝日の天気のいい日など、平日も含めて、
思い立った時に「葬儀のことで相談が」「お墓のことで」
来寺される方がどんどん増えてきています。

 

皆さんそれぞれが、
それぞれのご事情があり、

その状況に合わせてどのようにしたらベストなのか、
一緒に考えていきます。
まず、
永正寺をどのように知られたのですか?
と尋ねるとほとんどの方が

知り合いから聞いて」、
「噂で聞いて」と言われます。

 

最近は広告などほとんどしていないのですが、
永正寺のオリジナル永代供養集合墓の評判や、
葬儀件数の増加に伴って、
じわりじわりとより多くの方々に広がっていることを実感しています。

 

喫茶店でお茶をしていて、
「永正寺、親切で良いらしいよ」
近くのグループの会話が聞こえてきたと
檀家さんから教えてもらったこともあります。

 

そろそろ自分の葬儀のことも考えないといけないと思って」
まだまだお元気ですので、当分先のお話ですよね。

いやいや、そんな先のことじゃないよ。明日かもしれないし」
お若くてお元気ですから。
でも私も含めて確かに明日何が起こるかは本当にわかりませんね。

 

というような会話をしながら本題に入ります。
相談者の多くは
「葬儀になると、だいたいどれぐらいお金を用意しておかなければいけないのか」
と不安を話されます。

日々の買い物やCMなど、
経験的に値段や相場を知っているものならいざ知らず、
葬儀という一生のうちにそう何度も直面することもないもので、

また、時代とともに大きく様変わりするさなか、
数十年前の葬儀経験などもあてにならず、
また、「長寿はリスク」とも言われるほど
介護や終末期医療などで経済的困窮が避けにくくなっている昨今、

 

「葬儀費用はいくらかかるのか?」は、
まさしく誰しもにとって切実な問題です。

 

そこで、永正寺での葬儀について、
最近行った葬儀実際の見積もり書をお見せして、
「この規模だと、だいたいこれぐらいになります」と説明します。

 

また、葬儀費用だけでなく、
お寺へのお布施についても合わせてお話しできるので、
まさしく葬儀関連費用の総額がわかるのです。

お布施は宗派やお寺によって大きく違ってくるもので、
特に戒名料は信士・信女、居士・大姉で5万~数10万となることがありますが、

永正寺では先代の戦後の頃から戒名料はお預かりせず(無料)
皆さん居士・大姉にしています。

 

と、ここまでの説明で他よりもかなり金額的に抑えてあることを理解していただけます。

 

「ただ、これは現時点でのことで、
実際に葬儀となる当分先には社会状況も変化して、
お家の事情も変わって、金額もそれに伴って変わります」。

 

「それでも、」と永正寺の基本的な立場をお話します。

 

「葬儀会社」と「当家」1回きり
葬儀が終わったらそれまでの関係です。

極端に言えば、
借金をしてまで葬儀費用を工面して、
その後、当家が経済的に困窮したとしても、

お金が回収できて不良債権にさえならなければ
葬儀会社にとっては全く問題のないことです。

 

けれども、「永正寺」の立場は違います。

 

永正寺と当家はその場限りの関係ではありません。
それ以前からまたその後まで、
永く関係の続いていくものです。

 

檀信徒さんが葬儀費用で困窮し、
新しい生活が始められなくなってしまうことは、
永正寺にとって大問題です

 

葬儀会社はどうしても利益追求が宿命で
どうしたら最大限の売り上げとなるのか様々なサービスを工夫しながら勧めていくわけですが、

 

私たちは真逆です

 

「どのように工夫して費用を最小限にして、
それなりに立派で意味のある葬儀ができるのか?」を考えているのです。

それが本質的な違いです。』

 

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