私は、
お寺のイメージを変えていこうとする、
『 寺おこしの会 』を提唱しています。
多くの寺院に参加していただいて、
大きな存在感を出せるようなものにしていきたいと思っています。
仏教各宗派さまざまありますが、
明確な目標を持ってその達成度を検証するような宗派はあまりないと思います。
目標というよりむしろ、伝統を護り、現状を護ることが使命です。
もちろん、
だからこそ!? 宗派の存在意義があるのだとも思います。
『 寺おこしの会 』は、
お寺のイメージを変えるという明確な目標を持つ組織にしたいと考えていますので、
既存の宗派、組織などにとらわれないものにしたいと思っています。
また私は、
組織ができることによる、
制約やしがらみ、上下関係など、様々な弊害が起こってしまうことを好ましく思っていません。
ですから、
この『 寺おこしの会 』は、
ゆるやかで機動力があり、上下関係のないフラットな組織作りを目指していきたいと思っています。
以下に、『 寺おこしの会 』設立趣意書、原案を掲載します。
『 「 寺おこしの会 」設立趣意書(原案)
「 寺おこしの会 」は、
仏教、寺院、僧侶についての「 亡くなってからの宗教 」という根強いイメージを、
「 生きている私たちにとって身近なお寺、心の拠りどころとしての仏教 」へ根本的に変換しようとする目標を共有し、より多くの寺院が交流、連携、協力して活動していこうとするものです。
ひいては、仏教が持つ「 癒し 」の力とお寺が本来持っているネットワーク力を生かしての「 寺おこし 」で、心地よい社会をつくろうとするものです。
活動内容の柱は、
1.寺院での仏前結婚式の普及と、その前提となるお寺のネットワークを生かした婚活支援をすること。
2.成人の際に授戒を行い、これまでの20年間とこれからの希望を込めた「 心の拠りどころ 」となりうる2文字の戒名をつけること。
3.4月8日を「 ヒーリング・フラワー・デー 」(はなまつり)、日本全国が癒しに浸る日、喧嘩していた人が仲直りする日、心穏やかに過ごす日、ヒーリンググッズを贈り合う日として、クリスマスにならぶ国民的行事化を目指すこと。
4.仏教的考え方による低ストレス社会を目指し、うつ病など心の病の予防をはかること。
5.身近なお寺として、イベント、コンサート、坐禅会などを行うこと。
などを参考にして、各寺院がそれぞれの地域性、特徴を生かした取り組みをしていくことです。
また、「 寺おこしの会 」は、
宗旨宗派問わず、目標を共有する人(寺院)が、フラットで上下関係のない、機動力がある、
今までにない組織作りを目指します。
ですから、
1.代表、会長などの役職を設けず、すべての会員を同じ立場の『「 寺おこしの会 」呼びかけ人』とします。
2.機動性のある組織として、会員同士のお寺に行く際の儀礼(衣、お土産)は省略します。
3.年会費を徴収せず、必要があれば企画毎に賛同者を募ってお金を出し合う形式にします。
以上のようなコンセプトで行いたいと思っています。
より多くの皆さんの賛同とご参加を心より歓迎いたします。 』
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