お寺に入る前の職場の機関紙に文章を投稿させていただいています。
その9です。
『どうするお墓?どうなるお墓?永正寺のオリジナル集合墓が好評です。[4] 』です。
画像はクリックすると大きくなって読めると思いますが、
下に、原稿をのせておきます。
ご興味のある方は是非どうぞ。
『「ようこそ永正寺へお越しいただきました」。
今日も永正寺に、
オリジナル永代供養集合墓のご見学者が来られます。
山門から入り、
お墓に行く途中に「悟りの大塔」の存在感と
「想いの滝」の水の流れに心が洗われます。
いい雰囲気ですね。
「ありがとうございます。ご案内いたします。こちらが新しいお墓です」。
これですか。
思わず息が漏れるほどの存在感。
「普通区画は、
こちらの石壷の蓋をあけて、個別に納骨します。
そして、この小さなお墓の石壷をこの棚に並べます。
もちろん納骨後は蓋も石壷も固定します」。
この石壷に入れるんですね。
なるほど。
「ただし、
全てのお骨は入りきらないので
一部ずつ布に包んで納骨することになります。
その他のお骨は、
棚の下のところにある合祀のカロートに納めます」。
確かに全部は入らないですね。
「一部でもお骨が個別に納骨されれば、
それなりの実感が伴うと思います。
全て納骨できるようにすると石壷が大きくなってしまって、
その分、高額になってしまいます。
できるだけ小さくしても、
そこに眠っている存在感のある形を追求しました」。
一部だけでも違いますね。
「この棚の高さですが、
1段目から4段目まで、
実はこれまでのお墓のいつもお参りするスペース
(お花や水をお供えするところから石塔の上まで)と同じ高さです。
低すぎることも高すぎることもありません。
そして、
ひな壇になっているのでどの段でも一番上です。
これがロッカー式の納骨堂だったりすると、
○○家の真上に△△家が乗っかってしまったり、
ものすごく低い位置から高いところまであって、
だからその高さと位置で、値段が違ってしまうんですよ。
永正寺はそれをしたくなくて、
1段目から4段目、どこの位置でも同じ金額で、
遜色ないと思っています」。
「この永代供養集合墓は屋外にあるので、
自分の来たいときにいつでも気兼ねなくお参りできます。
屋外の開放感もあります。
お墓のように
頻繁にお花替えや掃除に来なければいけないことはありませんが、
可動式のお参り台があるので、
お花、ロウソク、線香をお持ちいただいた場合は
これまでのお墓と同様にお参りできます」。
なるほど~。と、
これまで私たちに馴染み受け継いできた「お墓のあり方」を尊重した、
他にない形の永代供養集合墓の特徴に、多くの皆さんが納得されます。
「これまでのお墓が一戸建ての家だとすると、
この永代供養集合墓は、お墓のマンションという感覚です」。
さらに説明は続きます。
「この永代供養集合墓のご本尊は、
この抽象・涅槃像です。
ありきたりな中国製の廉価なものではなく、
この為に石造彫刻家に制作をお願いしたものです。
これも他にはないオリジナルです」。
「それから、この周りを囲む柱ですが、数えると108本。
煩悩の数と同じです。
そして実はこの柱は、焼き物の新セラミックでできています。
風化も劣化もなく、永くこの色合いを保ちます」。
と一連のお話が終わる頃には、
すっかり気に入っていただき、
見学者の契約率は、実感ではほとんど100%です。
一般の書店には置いていないような
「永代供養墓のカタログ本」を持っていろいろな所に見学に行っても
納得できるものがなく、
永正寺の永代供養集合墓を見て
「求めていたものはこれです」と
ご契約いただいたこともあるほどです。
このようにこの1年ほどで568区画ある普通区画は、
既に50%に迫っています。
永正寺の対応能力を超えかねない懸念があり、
この半年は宣伝を控えても口コミの広がりで、
ご見学は後を絶たない状況が続いています。
変わり者の住職とひねくれ者の副住職が
専門家の設計士さんと協議を重ね、
何度も図を書き直しようやく完成したこの永代供養集合墓は、
想定を超えるほどの好評です。』
コメント