2013.10.18
12月8日は
お釈迦さまが「 悟り 」をひらいた日とされ、
多くのお寺で「 成道会(じょうどうえ) 」が行われる日なのです。
その12月8日、
永正寺では、今回が初めての試みとなる、
「 永正寺・成人受戒会 」を行うことにしました。
「永正寺・成人受戒会」とはどんな行事なのか?
これを一言で言い表すとすれば、
キリスト教の「 洗礼 」のお寺版のようなものにならないかと思っています。
キリスト教の洗礼は、
10代の多感な時期に、神聖な儀式に臨み、
その証である聖名をうけてミドルネームとするなど、
キリスト教徒だという自覚を強く促す
重要な儀式です。
しかしこれまで日本の仏教では、
葬儀の際に初めて仏教徒として戒名を受けるのが、
多く一般的になっていて、
生前に戒名を受け、
仏教徒だという自覚をもつ人は決して多くはありません。
まして、
若年層や青年層で
生前戒名を持っている人は、
本当に極一部であるのが現状です。
仏教、お寺が、
葬儀・法要・先祖供養・観光だけのものではなく、
「 生きている私たちに必要な心の拠りどころ 」となるためには、
これから人生を切り開いていく
若い方を中心に、
幅広く仏縁を持っていただき、
仏教徒であるという自覚が芽生える機会が必要だと思っていました。
そこで、
この「 永正寺・成人受戒会 」は、
「 そもそも仏教とはどんな宗教で、どんな教えを説いているものなのか? 」
「 お釈迦さまの 悟り とはどのようなことなのか?」
そして、
「 仏教は、生きている私たちに必要な心の拠りどころとなり得るのか? 」
をテーマに受戒式に臨んでいただき、
「写経、受戒式、法話」を経て、
仏弟子の証として、
2文字の成人戒名 を授与しようとするものです。
(臨済宗妙心寺派の正式な受戒会では4文字)
その2文字の成人戒名は、
これまでの人生を振り返ってと、
これからの願いや目標を込めた2文字として、
心の拠りどころとなりうるもう一つの聖なる名前とならないかと思います。
ご参加対象は、20歳以上ならどなたでもです。
当日のお話は私(副住職)がさせていただくつもりです。
ネットでのお申し込みはこちらからお願いいたします。
⇒「 永正寺・成人受戒会 」申し込みフォーム
ご興味のある方は是非ご参加くださいませ。
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