2013.9.20
『 ワーカーズ 』という映画を観てきました。
『 ワーカーズ 』とは、
ワーカーズコープといって、
「労働者」が5万円の出資をしあって、全員自らが「経営者」になるという
新しい働き方を取り上げたドキュメンタリー作品です。
朝日新聞の記事もご参照ください。
「出資・経営する労働者、広がる新たな働き方」(朝日新聞デジタル 2013.9.12)
私は中日新聞の記事で関心をもったのですが、
この勝ち組、負け組の格差社会が拡大していく一方の世の中で、
ワーカーズコープが、
雇用のセーフティーネットになりうるのだろうか?
そうだとすると、
お寺はその活動にどのようにして関わることができるのかと
興味深く観に行きました。
感想としては、
協同労働と、地域社会で私たちが共にいきていく理念などは、
非常に素晴らしいと感じました。
しかし、
実際にその理想を実現するためには、
その組織、運営、行政との連携など、
非常に難しい課題が多大であると思いました。
もちろん、
経済原理優先のこの社会で、
どの企業も生き残りをかけてしのぎを削っているわけで、
素人が協同して何かを実現しようとしても、
非常に困難であることは明らかです。
この映画を観れば、
少しはその疑問に解決の光が見えるのではと期待していたのですが、
残念ながらその疑問については
観了後変化はありませんでした。
ただ、
これからの私たちの生き方について、
大いに参考になる
「協同労働」「出資した労働者がそのまま経営者」という考え方。
ご興味のある方は
是非、映画を見に行ってくださいね!
コメント